本来3月に公開予定だった今作がこの情勢により延期し公開未定のまま5ヶ月…
そして8月7日より、ついに公開されました。
かなり前から「ニュージェネ全員が出る映画が見たい」と度々ファンのみならず俳優陣からも願われていた「全員出演」がついに実現した本作。
かく言う私も、とても楽しみだ早く公開してくれと首を長〜く「待っていたよぉ!」していたので感想を述べたいと思う
ネタバレなし感想
まさしくタイガ完結編。全体的な流れは私の好きなウルトラマン映画の1つ「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」に似ていると言ってもいいでしょう。だからこれだけ濃い面子が集まっても軸がブレず、タイガの元に集まる先輩達はとても自然で分かりやすく、又個々の登場シーンや見せ場などめちゃくちゃかっこいいです。湊兄弟も先輩としてかっこ良く見えるのですから。
そして登場するニュージェネ歴代最強と言っても過言ではないグリムド。しかも少し怖いです。ビルを壊すシーンはかなり印象的でした。
タイガ完結編を期待していた人にとってもニュージェネ主人公好きな人にとっても中々満足のいく内容でした。
ここからはネタバレあり、酷評ありです。ブラウザバッグしても総評まで飛ばしても大丈夫です
熱血馬鹿
主人公ヒロユキは先輩から何度もこの愛称で呼ばれ、劇場版でも言われましたが…正直ドラマ内の彼から熱血馬鹿の印象が余りにも薄く、ニュージェネヒーローが集まった中でも「馬鹿真面目」と言った方がしっくりくると思いましたね。
しかも、新たな主人公ハルキの方が明らかに熱血馬鹿と言われて納得するキャラクターなので、一体この時のスタッフ陣はどうしたのだろうか…
特撮戦闘シーン
ぶっちゃけ予告以上の見せ場がありません。
やっぱり去年のグルーブのCG戦闘が凄すぎたのと、現在放送中のウルトラマンZのこれまた凄い映像により、ネタバレなしでも語ったグリムドがタイガの背後をビル壊しながら襲うシーン以外は全く印象に残ってないです。
グリムドが真の姿になり超巨大化するんですがこれが全然動かない。最終フォーム達もレイガも動かなくなってしまうんです。Youtubeで無料公開されてる「ウルトラギャラクシーファイト」のラストの方が敵も味方もめちゃくちゃ動いてるじゃん…って
トレギア
最後の決着はグリムドと共に爆散しましたが、生死不明な描写でした。でもカラータイマーが砕かれたのに復活した人を知ってるので、今後どうなるかは分かりませんね。
しかし、結局トレギアは自分の過去、何故仮面を被りタイマーを覆ったのか、霧崎とはどういった関係なのか、全く説明がありませんでしたね。
超全集にトレギア物語として書いてあるらしいですが正直私たちの様なドラマの縦軸を求める者からしたら悪手だなと。
ただ、ここまで説明しないということは初めから明かすつもりは一切なく、勝敗もTVでは決着をつけず劇場版まで持っていくことは初めから決まっていたんだなぁと
それが結局タイガの印象や評価を決定付けてしまったのですから…そのやり方は良かったとは言えないです。
ここで2年ウルトラマンが賛否分かれた理由が「主要ヴィラン」とハッキリ答えが出てしまいましたね。果たしてセレブロはしっかりとした最後を迎えることができるのか…
総評
クライマックスの名の通り恐らく「ニュージェネ俳優がここまで揃うのはこれが最後」だと思っています。それぞれのキャラクターの書き方もしっかりしていて応援上映が可能だったのなら間違いなく盛り上がった作品だったでしょう。ギンガSから追っていた私なんからしたらヒーローが横並びしただけで感涙物です。そういった人ならば間違いなく劇場で見る価値のある映画です。
おまけ
最後の映像
ヒロユキの後ろから走ってきた、全身ドンシャインオタクが見れただけでも価値ある映画でした。